グルメ
2018-04-12
浪江の人に届けたいパンがここにあります
「浪江は切り離せない存在です。今のお店は3代目ですが、もともとは学校給食を手がけていました。震災後も学校給食を再開したいと思っていましたが、工場再開は一筋縄ではいかず、まずは出来立てのパンをすぐに食べていただきたい!と、パン屋さんとして再開しました。その時から頭の中には、いつか浪江で販売したいという想いがありました」
パンを買うお客さんの反応は、「待ってたよ」「懐かしい」「毎日食べていた」「また食べることができてうれしい」などたくさんの喜びの声が上がっています。サンメリーのパンを、みんなが待ち望んでいました。
レピコロレとしての再出発
今年1月に営業を再開した仙台店。店名はレピコロレです。「彩られた稲穂たち、その中でも特別な彩りを放つ稲穂」という意味で、名付け親は友人のフランス人でした。
レピコロレという新しい名前での再スタート。仙台市内にはパン屋さんが多数存在しますが、今ではおしゃれなパン屋さんとして大人気です。
お店のイチオシ商品は?
40種類以上のラインナップをそろえるレピコロレですが、お店のイチオシ商品はこちらの「ソフトチーズ」です。
もっちもちのパンにチーズを挟んだシンプルな一品は、癖になる食感と濃厚チーズが絶妙にマッチした、リピーター続出の大人気商品です。
震災前からずっと作り続けている人気のこの一品を求め、多くの人が店を訪れています。
浪江にパンと笑顔を届けます!
他にもメロンパン、サンドウィッチ、焼きそばパンなども人気ですが、どのパンも一つ一つ丹精込めて焼き上げた自信の一品たちです。
なんと作業は深夜2時から始まっているそうです!「販売を始めた当初は懐かしさを感じて買ってもらえればという思いでしたが、今では多くの方にパンを届けたくて、がんばってたくさん作っています」そう笑顔で話す今井さんはイキイキとして輝いています。
「いずれは学校給食も再開したいと思っていますが、いまはパン屋さんに全力投球していきたいです。パン屋さんが多い仙台市内でも、浪江出身のパン屋さんといえばレピコロレと言ってもらえるようになりたいです」
今井さんとレピコロレはこれからも多くのパンと笑顔を浪江に届けてくれるでしょう。
その味をぜひ一度ご賞味ください。
〈町内での販売〉
日時:毎週火曜日 11時ごろから売り切れ次第終了
場所:まち・なみ・まるしぇ(福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字芋頭28)
〈レピコロレ〉
住所:宮城県仙台市太白区富田字京ノ中92番の2
営業時間:7:30~18:00(なくなり次第終了)
定休日:毎週日曜日・第3月曜日
お問い合わせ:022-290-1335